【2024年度】撥水力だけで選ぶ!フロントガラスに施工できる最強のガラス用撥水剤6選

皆さん、ガラス用撥水剤に何を求めますか? 施工性? 耐久性? 撥水力? ガラス用撥水剤だけでも何十種と商品があり特徴も様々です。今回は、その中でも「撥水力」というところだけに注目して商品の選び方や、実際に使ってみて撥水力が高いと思った商品を紹介していこうと思います。

施工性、耐久性、撥水力など総合的に良いと思った商品は別の記事にまとめてあります。気になる方は下記関連記事を参考にしてみてください。

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撥水力が高い商品の特徴

先ほども言いましたが、ガラス用撥水剤には種類があり商品によって特徴が異なります。

主にガラス用撥水剤は「施工性」「耐久性」「撥水力」この3つが重要視されていて、僕も何十種類とガラス用撥水剤を使ってきましたが、この3つ全てがトップクラスに優れいている商品には出会ったことがありません。

今回は「撥水力」がテーマということで、僕が使ってきたガラス用撥水剤の中から撥水力が高いと思った商品を紹介するのですが、洗車用品を自分で選ぶ楽しさも味わってもらいたいので、撥水力が高い商品の特徴から紹介していこうと思います。

① 塗り込みタイプを選ぶ

ガラス用撥水剤には大きく分けて「塗り込みタイプ」「エアゾルタイプ」「スプレータイプ」「シートタイプ」があります。過去に色んなガラス用撥水剤を使ってきましたが、撥水力が高い商品は基本的に塗り込みタイプです。

なので、撥水力を求めるなら塗り込みタイプのガラス用撥水剤から選ぶといいでしょう。

※撥水ワイパーや撥水ウォッシャーでも撥水効果が得られますが、撥水効果はおまけみたいなものなので省いています。

② 成分表を確認する

その次に確認しておきたいのが、成分表です。成分表は基本的にパッケージの裏に記載されています。商品によって成分が異なり、大きく分けて「シリコーン系」と「フッ素系」の2つがあります。最近ではシリコーンとフッ素を掛け合わせたハイブリッド系のガラス用撥水剤が流行ってます。

そうしたら各成分ごとの特徴を説明していきます。

シリコーン系の特徴

・撥水力が高い

・耐久性能が低い

フッ素系の特徴

・耐久性能が高い

・シリコーン系に比べて撥水力が低い

ハイブリッド系の特徴

シリコーン系とフッ素系の良いところ取りがハイブリッド系で撥水力を保ちながら耐久性も高めてある。

これはあくまでも主成分を基準にした特徴になります。主成分がシリコーンだから必ずしも撥水力が高いわけではないので、商品を選ぶ際の参考程度に捉えてもらえればと思います。

下地処理を行うと更に撥水力UP!

ただ撥水剤を施工するだけでなく、施工前にガラスに付着した油膜や水アカ(ウロコ)を除去することで水の流れが良くなり撥水力が高くなります。

油膜除去、水アカ(ウロコ)除去について詳しく知りたい方は、下記関連記事を参考にしてみてください。

プロが使っているガラス用撥水剤って良いの?

よくプロ仕様と記載されている商品がありますが、正直に言うとガラス用撥水剤は市販品で十分です。プロ用でも市販品でも撥水力に差はありません。それぐらい市販品のガラス用撥水剤は優れています。それと最近では海外の洗車用品も増えてきましたが、日本のガラス用撥水剤が1番弾きます。海外のガラス用撥水剤は輸入費などが上乗せされて高いだけなので、今のところおすすめできる商品はありません。

撥水力に特化!ガラス用撥水剤ランキング

商品名 撥水レベル おすすめ度 主成分 耐久性 金額 価格
ゼロワイパー Lv.200 ★☆☆☆☆ ほぼ皆無 3300円
ウルトラハイブリッドドロップ Lv.90 ★★★★☆ シリコーン、フッ素系撥水剤 1618円
鎧(yoroi) Lv.90 ★★★★☆ シリコーン、フッ素系撥水剤

5か月

2640円
ハイブリッドストロングα Lv.85 ★★★★★ シリコーン、フッ素系撥水剤 3〜4か月 704円
ガラス用撥水剤(カインズ) Lv.85 ★★★★☆ シリコーン、フッ素系撥水剤 598
ぬりぬりガラコDX Lv.78 ★★★★☆ シリコーン 4か月 848円

※価格は2023年3月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

耐久性に関しては、メーカー側が記載しているものになります。統一された耐久テストではない為、信憑性は皆無です。

1位:ゼロワイパー

商品名 ゼロワイパー
撥水レベル Lv.200
おすすめ度 ★☆☆☆☆
主成分 シリコーン、フッ素系撥水剤
耐久性 皆無
内容量 90ml (トップコート)
金額 3300円

※価格は2023年3月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

ゼロワイパーは撥水レベル200と記載するぐらい撥水力が高い。高いというより今までに見たことのない撥水力。冗談抜きでゼロワイパーを施工すると雨が降っていることも気が付かない。雨の音がパチパチ鳴っているだけでフロントガラス水滴が付かない。けど、おすすめ度は低い。

その理由は撥水力以上にデメリットが大きい。

まず、フロントガラスに施工すると外から見た時にガラスが虹色になる。均一に虹色になればいいが、斑模様なので気になる。※車内から見た感じは若干白っぽくなるぐらいで運転に支障はない。

それと耐久性が皆無。皆無というのもワイパーを使ってしまうと撥水剤が落ちてしまうレベル。もちろん洗車をしたり、ガラスを拭いただけでも撥水剤が落ちてします。

耐久性と虹色になるのが改善されれば間違いなく最強の撥水剤。おすすめはできないが1度あの撥水力を経験してもらいたい。

以下、口コミ

口コミ

雨天時、コーティング処理をして出掛けた所、後部が見易く、夜でも非常に見やすかったと感じました。とても良い商品です。★★★★☆。

口コミ

弾きは良いのに持ちが悪い。★★★☆☆

口コミ

水弾きは良いかもしれないが、晴れているときにレインボーに見えるし自分の塗り方の模様になる、汚れた部分を洗えない。洗えば当然落ちる。★☆☆☆☆

2位:ウルトラハイブリッドドロップ

商品名 ウルトラハイブリッドドロップ
撥水レベル Lv.90
おすすめ度 ★★★★☆
主成分 シリコーン、フッ素系撥水剤
耐久性
内容量 80ml
金額 1618円

※価格は2023年1月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

僕がおすすめするハイブリッドストロングαの上位版。撥水力もハイブリッドストロングαより高い。しかし、内容量と金額が上がったのがネック。その2点が気にならないのなら、ウルトラハイブリッドドロップはおすすめ。

イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals)

以下、口コミ

口コミ

以前、使用していたハイブリッドストロングよりも凄かった。★★★★★

口コミ

ハイブリッドストロングより水が飛び始めるのが早くなった感じ。施工も拭き上げが楽になった感じがする。★★★★★

口コミ

色々と製品比較して購入しましたが、やはり円形での作業でリアガラスの隅っこが届かず液ムラになる。次は四角い物を探します。★★★☆☆

2位:鎧(youroi)

商品名 鎧(yoroi)
撥水レベル Lv.90
おすすめ度 ★★★★☆
主成分 シリコーン、フッ素系撥水剤
耐久性 5か月
内容量 100ml
金額 2640円

※価格は2023年3月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

こちらもハイブリッドストロングαより撥水力が高い商品。しかし、付属されているスポンジが液剤を吸わないので施工時に液剤が垂れやすい。それと100mlで2640円と他の商品と比べると割高。鎧を買うならウルトラハイブリッドドロップを買うかな。あとカー用品に置いていないのもネック。

以下、口コミ

口コミ

施工は仕上げも必要で面倒ですが効果は今までの中で一番です。降り始めの小さな水滴でも飛んでいきます。ワイパーの使用頻度が下がっているので効果も長いと思います。★★★★★

口コミ

他の撥水より抜群に良かったです。夜でも雨が降っていても光の反射が少なく視界は良かったです。★★★★★

口コミ

撥水加工直後の状態は満足できる物ですが、耐久性が無く数回雨を受けると弾きがなくなります。某撥水商品とあまり変わらないと思います。★★☆☆☆

4位:ハイブリッドストロングα

商品名 ハイブリッドストロングα
撥水レベル Lv.85
おすすめ度 ★★★★★
主成分 シリコーン、フッ素系撥水剤
耐久性 3〜4か月
内容量 110ml
金額 704円

※価格は2023年1月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

個人的におすすめ度No.1の商品。ウルトラハイブリッドドロップや鎧 (yoroi) に比べて撥水力は低いが、十分満足できる撥水力。コスパも110ml入って1000円を切り、カー用品店にも大体置いてあるのも評価できる。デメリットを探すとすればヘッドが大きめの丸型なのでガラスの角を塗れない。

ハイブリッドストロングαの施工方法が気になる方は関連記事をご参照ください。

以下、口コミ

口コミ

撥水力が凄い!ノーワイパーで大丈夫!★★★★★

口コミ

使い方も簡単で、フロントだけでなく、サイドとリアも使用しています。三角の部分など、塗りにくいところは別の小さめのスポンジを使ってます。★★★★☆

口コミ

拭き取れないくらいにムラというか、固形化してしまいました。★★★☆☆

恐らくガラスに塗って炎天下の中、放置した可能性あり。

4位:自動車用ガラスコーティング(カインズ)

商品名 自動車用ガラスコーティング剤
撥水レベル Lv.85
おすすめ度 ★★★★☆
主成分 シリコーン、フッ素系撥水剤
耐久性
内容量 80ml
金額 598円

※価格は2023年3月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

カインズの自動車用ガラスコーティング剤は容器を見てもらえれば分かると思いますが、恐らく「ウルトラハイブリッドドロップ」や「ハイブリッドストロングα」を取り扱っているイチネンケミカルズのOEM商品。

撥水レベル上位に入っているイチネンケミカルズが作っていることもあり、撥水力は高い。しかも、金額が598円と破格。個人的には298円で販売していた旧タイプを評価している。

安くて撥水力も良い。言うところなし・・・と言いたいところだが、カインズ (店舗) か、カインズのオンラインショップでしか購入できないのがネック。

以下、口コミ

口コミ

店頭に行くと一般的なものと一緒に並んでいるが他のものの商品と耐久等書いてないので比較してよいのか分からない。★★★☆☆

6位:ぬりぬりガラコDX

商品名 ぬりぬりガラコDX
撥水レベル Lv.78
おすすめ度 ★★★★☆
主成分 シリコーン
耐久性 4か月
内容量 110ml
金額 848円

※価格は2023年3月1日時点でのAmazonの販売価格を記載しております。

ソフト99の新商品。他の商品と比べると撥水力は若干劣るが、ヘッドが四角になったことで塗りにくかったガラスの角も塗りやすくなった。口コミでも多いが、容器を強く押しすぎると液剤がドバッと出るので注意。

以下、口コミ

口コミ

形が四角なので塗りやすい。水弾きは普通。★★★★★

口コミ

旧商品よりは拭き取りやすいのは実感できる。効果はあまり変わってないようにも感じる。★★★★☆

口コミ

弾き具合はとてもいいです。ただ施工中の首振り部分からの液漏れ?液ダレ?がひどすぎでボディや手にかなり付きました。ウエスを添えながらなんとか施工しましたが、次回もやるとなると気が重いです。★★★☆☆

結局、どれがオススメ?

私、個人的には『ハイブリッドストロングα』がおすすめです。撥水レベルを85と記載しておりますが、撥水レベル90の『ウルトラハイブリッドドロップ』や『鎧(yoroi)』との差は言うほど大きくありません。横並びで比較すると違いがあるぐらいです。

普通、横並びで施行する人はいないと思うので、コスパや買いやすさを考慮するとハイブリッドストロングαで十分だと思います。

ハイブリッドストロングαでも満足できない方は、ウルトラハイブリッドドロップや鎧を施行するのもアリだと思います。

ゼロワイパーは異次元だけど、耐久性とコスパを考慮するとおすすめはできないかな。

使ってみてもらいたいけど・・・

まとめ

今回は撥水力だけにフォーカスして最強の撥水剤を紹介させていてもらいまいしたが、ガラス用の撥水剤には「スプレータイプ」や「エアゾルタイプ」など、撥水力ではなく施行性を高めた商品もあります。その辺は下記関連記事を参考にしてみてください。

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