皆さんはJAFに入会していますか? JAFは車が故障した時、ガス欠になった時など、作業スタッフが駆けつけてくれるロードサービス業務を行なっている一般社団法人です。ここまでは知っている人も多いと思います。この記事では実際にどのようなサービスを行なっているのか、そもそもJAFに入会する必要があるのか? などを解説していきたいと思います。
JAF(日本自動車連盟)とは?
一般社団法人日本自動車連盟(にほんじどうしゃれんめい、英: JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION, JAF)は、自動車に関する様々な業務を取り扱うほか、オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された一般社団法人である。略称は「JAF」(ジャフ)であるが、80年代までは自他ともにジェイエイエフ(ジェフ)と呼ばれていた。2022年3月末の時点で会員数は約2,000万名。国際自動車連盟(FIA)に加盟している日本で唯一の団体である。
出典:wikipedia
2022年3月末の時点で会員数は2000万人と記載されている通り、JAFは会員制です。しかし、JAFのロードサービスは会員だけでなく、どなたでも利用することができます。まずは会員費について紹介させていただきます。会員になることで得られる特典がたくさんあるので会員費を知った上で、自分に必要かどうかを判断してみてください。
JAFの会員費っていくら?
入会金:2000円
会員費:個人会員の場合は年会費4,000円、家族会員の場合は年会費2,000円(5名まで登録可能)、法人会員の場合は年会費1台2,000円(法人特定会費2,000円別途必要)になります。
クレジットカード払いで入会された場合は、入会金が1,500円になります。また、⼊会時に2年分、3年分など複数年の会費を一括で支払うと入会金が割引になります。
支払方法 | 入会金+年会費 | 割引額 |
---|---|---|
1年(通常) | 6,000円 | なし |
1年+クレジットカード払い | 5,500円 | 500円 |
2年一括 | 9,500円 | 500円 |
3年一括 | 13,000円 | 1,000円 |
5年一括 | 20,000円 | 2,000円 |
入会金割引制度は重複して利用できない為、クレジットカード払いの場合は、2年一括払いでも500割引になります。
JAFに入会することで得られるサービス(特典)は?
年会費は、1年(通常払い)の場合、入会金と年会費で6,000円なので初年度を月ベースで計算すると600円。次の年からは入会金がなくなるので約333円になります。これが安いと思うか、高いと思うか。それでは早速 JAF会員が受けられるサービス内容を見てみましょう。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://drivehome.jp/maintenance/411/ target=]JAF会員ならほとんどのサービスが無料!
JAF会員の特典として様々なロードサービスが無料で受けられます。また自動車保険ではロードサービスの利用回数に制限があることもありますが、JAF会員の場合は利用回数に制限はありません。
トラブル内容 | JAF会員の場合 |
---|---|
バッテリー上がり | 無料 |
パンク | 無料 |
燃料切れ | 無料 |
キー閉じ込み | 無料 |
故障車牽引 | 無料 |
落輪 | 無料 |
雪道、泥道でのスタック | 無料 |
異音異臭 | 無料 |
ごく一部を抜選しました。ご覧の通り、JAFに入会していれば無料で受けられるサービスが豊富です。しかし、全てが無料というわけではなく故障車牽引の場合は15kmまで無料ですが、15km超過1km毎に730円の料金が発生します。全てが無料というわけではないので注意しておきましょう。
会員証ひとつで車以外のバイクも利用可能!
自動車保険は「車両」にかけるものですが、JAFは「人」にかかるものなので車両登録は不要です。なので車やバイクを複数台所有していても追加料金は発生しません。しかも、運転していなくても同乗しているだけでロードサービスを利用することができます。
※個人会員、家族会員の場合のみ。法人会員の場合は車両台数に応じて料金が変動します。
トラブルがなくても会員優待サービスが使い放題!
JAFの会員になった場合、トラブルが発生しないと恩恵を受けられないと思われがちですが、会員優待サービスが使い放題になっており飲食店やカー用品店ガソリンスタンドなど全国約47,000カ所で割引や特典を受けることができます。
JAFのロードサービスは会員じゃなくても利用可能
最初の方でも説明しましたが、JAFは会員じゃなくても利用することができますが、その代わりに毎回利用料金を支払う必要があります。実際にいくらぐらいなのか、JAF会員の場合と比較してみます。
トラブル内容 | JAF会員じゃない場合 | JAF会員の場合 |
---|---|---|
バッテリー上がり | 13,130円 | 無料 |
パンク | 15,230円 | 無料 |
燃料切れ | 16,770円 | 無料 |
キー閉じ込み | 15,230円 | 無料 |
故障車牽引 | 13,130円 | 無料 |
落輪 | 15,230円 | 無料 |
雪道、泥道でのスタック | 14,280円 | 無料 |
異音異臭 | 10,280円 | 無料 |
一番高いもので16,770円。JAF会員になって3年一括払い(13,000円)に追加で1年契約(4,000円)をした場合、17,000円になるので4年に1回トラブルがあったとしてトントン。会員優待サービスを考慮しても4年に1回トラブルが発生したらJAFに登録した方がお得という計算になります。この表に記載している金額はあくまでも基本料金となり、ここに作業料や車の停車位置(SA/PA内なのかどうか)で料金が変動します。
パッと見はJAFに加入した方がお得だと思いますが、判断するのはまだ早いです。というのも自動車保険の特約で似たようなサービスが含まれていることがあるからです。僕の場合は故障車牽引(レッカーサービス)は、自動車保険の特約で無料となっています。また、その後の代車サービスも数日間無料です。これは入っている自動車保険や内容によって受けられる特約の内容が変わってくるので1度自動車保険(任意保険)の特約を確認してみましょう。
JAFに入会するメリット
・利用回数が無制限
・車両登録不要
・運転手じゃなくても利用可能
JAFに入会するデメリット
・自動車保険にロードサービスが付いている
・年会費が発生する
JAFに入会するべき?
結局、JAFに入会するべきなのかどうかという話ですが、先ほどもお話させていただいた通りロードサービスは自動車保険で賄えるケースが増えてきています。そう考えるとあえてJAFに入会する必要はないような気もします。と言っても自動車保険の場合、ロードサービスを利用できる回数が決められていたりするケースもあるので、一概にJAFに入会する必要はないとは言い切れません。
1度自動車保険の特約を確認してからでも遅くないと思います。
JAFに入会するメリットとしては、やはりロードサービスの利用に制限がないこと、それと自動車保険と違い車ではなく人にかけるものなので複数台所有していても複数台分料金を払う必要がない(法人会員の場合は別途必要)のと、友達の車に乗ってもJAFを利用できるところだと思います。
タイヤのパンクなど意図せず起きるトラブルもあるので利用回数に制限がないのは非常にありがたいと思いますし、トラブルが起きない時は起きないので無駄にお金を払うという感覚になる方もいると思います。何度も言うようですが、自動車保険の特約を確認し不安なようでしたらJAFの加入を視野にしれてもいいかもしれません。
JAFに入会する
下記リンクよりJAFの入会ページに飛ぶことができます。